『エジプト反政府派が「怒りの日」大規模デモ、約100人死亡』(Reuter) http://t.co/qC1OKoqxQd エジプト情勢は混迷の度を深めている。友人たちの安全とエジプトの将来が心配だ。金曜の礼拝毎にピークを迎える彼の地は気が休まらない。残念ながら混乱は続く。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
エジプト② すでに掃討作戦が終わったラバアアダウィーヤから、昨日(8・16)はラムセス中央駅前の広場が流血の場となった。同胞団側も機関銃で武装しているとのこと。イズべキーヤ警察署での銃撃戦で逮捕された者の中にはシリア人2名、アフガニスタン人1名が含まれる!
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
③ つまり、無辜の市民に対し、治安部隊が発砲しているという単純な図式ではない。他の地方都市でも同様の混乱が広がっているが、モルシ―支持派の精神的本拠地はわが母校・カイロ大だ。特に工学部。モルシ―自身が工学部で教鞭をとっていた時期もある。その後南カリフォルニア大で修士号取得。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
④工学部はMBムスリム同胞団と分派したアルジャマア・ル・イスラミーアの拠点。9・11でWTCに突入した航空機を操縦していたとされるムハンマド・アタも工学部出身。ただし、彼の場合は、留学先のドイツでの影響が大きい。加えれば、現在のアルカーイダのリーダー・ザワヒリは医学部出身。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
⑤7月27日、私がカイロで面会したMB幹部で国際協力担当大臣を務めたダッラーグ氏もカイロ大学工学部教授。落ち着いた会話が交わせる人物だ。対話の相手になりえる。「これはジハードか」という私の問いに直接肯定はせず、ザワヒリの言葉「ジハードこそが最善の道」を紹介したことに驚いた。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
⑥Saudi King Abdullah declares support for Egypt against terrorism(Al Arabiya) http://t.co/2dEmoayr5m → エジプトの混乱が自国へ飛び火することを心配するサウジ等も必死に支える。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
⑦当分、経済がマヒせざるを得ないエジプトには強力な援軍。米もこれまでの多額な支援を断ちきれないところ。F16の供与を巡るエジプト・米間のすきま風を察知したロシアもエジプトに秋波を送りだしている。米ソの冷戦時代以来、エジプトは自らの地政学的価値を知り抜いている。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
⑧米ソの冷戦時代以来、エジプトは自らの地政学的価値を知り抜いている。私はエジプトの最大の産業は何かと問われれば、「外交」と答えてきた。本来、日本の地政学的価値は極めて大きいが、政治も、国民も、そしてメディアも「鳥の目」を持つことをやめてきたのではないか。ようやく目覚めつつあるが。
— 小池百合子 (@ecoyuri) August 17, 2013
小池百合子氏はエジプトのカイロ大学を首席で卒業しています。
ということもあって、かなり詳しいかと思われます。
ここに出てくる「エジプトの地政学的価値」というのがよくわからなかったので、少しググってみました。
市場関連のニュースで「エジプトの地政学的リスク」が取り上げられています。
エジプト情勢の混迷を受けた地政学的リスクの高まりから買われ、スエズ運河と周辺に産油国がある、というのが市場的にはリスクに映るようです。
5営業日続伸した。エジプトでは14日、治安部隊がモルシ前大統領支持派に対して座り
込みの強制排除作戦を展開。これに反発した騒乱は国全土に拡大し、500人以上の死者
が出る事態となった。このため、情勢の混乱がスエズ運河や近隣産油国に波及する可能性
が懸念され、原油相場は上昇した。
NY市場サマリー(15日)
ではスエズ運河はなにかというと、これは教科書にも出てきましたのでなんとなく知っています。
紅海と地中海を結ぶ運河で、人工の運河です。
これがないと、中東からヨーロッパに原油や天然ガスを運ぶにはアフリカ大陸をぐるっと周るか、陸路という事になります。
Wikipediaによると、そうです。
1995年までに、ヨーロッパで消費された石油の3分の2はスエズ運河を経由した
ロンドン‐横浜間を例に取ると、アフリカ回航では14,500海里(26,900キロ・メートル)かかるところを、スエズ運河を通れば距離は11,000海里(20,400キロ・メートル)となり、24パーセントの短縮となるそうです。
横浜-ロンドン間なら24パーセント程度で済みますが、中東の産油国からヨーロッパの航路なら影響はかなり大きいでしょう。
小池百合子氏が「エジプトの一番の産業は外交」というのは、このスエズ運河だけではないようです。
スエズ運河は通行料を支払うことで通行ができますし、(軍艦を除けば)通行料はどの国であっても同じだそうです。
外交的な駆け引きでスエズ運河を通れたり、そうじゃなかったり、ということは無いようなので。
例えばアメリカはエジプトに大して年間15億ドルとも20億ドルとも言われる支援を行っているそうです。
アメリカの支援のおかげでエジプトは軍事大国でもあります。
では、なぜアメリカはエジプトを支援しているのでしょうか?
一つはアメリカのエジプトに対する支援というのは、軍関連の物資が多いようで、それはアメリカの軍事産業に税金を投入しているようなもで、日本なら道路や箱物の公共事業みたいなものでしょうか。
もう一つは中東への影響力を維持したい、というのがあるようです。
この中東への影響力はロシアや中国も狙っているようです。
中国はアフリカへの影響力を強めているので、スエズ運河を通れるようになると色々捗るのかもしれません。
ロシアの方は地中海に軍艦を寄港できるので、あとはスエズ運河を通るだけ、という事でしょうか。
もうちょっと色々な事が複雑になっているような気がしますが、よくわかりませんでした。
エジプトだけでなくイスラエルやトルコなども含め、ネットだけでなく、少し本でも読んで勉強しておきたいところです。
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