2013年10月31日木曜日

革マル系女子大学生は何を目指すのか

革マル系女子大学生が逮捕というニュースが話題です。

国内線の旅客機に偽名で搭乗したとして、大阪府警警備部などは30日、奈良市小西町、奈良女子大2年成田睦月容疑者(20)を私電磁的記録不正作出・同供用容疑で逮捕した。成田容疑者は容疑について、黙秘しているという。
府警は同日、成田容疑者の自宅や、同大学敷地内にある所属サークルの部屋などを捜索し、自宅から過激派・革マル派の機関紙を押収した。発表では、成田容疑者は5月上旬、大阪市内の旅行会社で偽名を使って関西空港発那覇行きの航空券を購入し、同中旬に搭乗した疑い。成田容疑者は革マル派が関係する集会にも参加していたといい、府警は同派の活動家とみて調べる。
女子大生が偽名搭乗、自宅から革マル派機関紙

革マルというのはもはや何を省略し、何を目指しているのかわかりませんが、日本革命的共産主義者同盟 革命的マルクス主義派の略称が革マルのようです。
ウィキペディアによると、2010年にも奈良女子大学の学生さんが逮捕されています。
革マル派活動家に譲渡する目的で預金通帳をだまし取ったとして、詐欺容疑で奈良女子大学4年の革マル派活動家を奈良県警警備部が逮捕
日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派

大学生が何故、今頃革マルに所属するのかわかりません。
おそらくは、ご両親が活動家、元活動家なのでしょう。
子供に政治的な教育を行うことの是非というの考えなくてはいけないかと思います。

子供に政治的発言をさせる事は、子供を戦争に出兵させる事とさほど変わらない
というような文章を最近見かけました。
政治というのは、自分や支持者の意見を主張する手段ではなくて、色々な意見を鑑みて折り合いをつけて決定する手法だと思いますが、主張する手段として捉えている人も多いようです。
山本太郎なんかがそうですが。
子供の政治的発言は子供に戦争をさせるというのも、同じように政治は意見を主張する手段として捉えているような気がするのですが、ちょっと違います。

子供に政治的発言をさせるというのは、自分で考えた結果というよりも周りの大人がそう仕向けたもので、それは戦時中と何も変わらないというのが本来の趣旨と思われます。
でもって、子供の政治的発言というのは何故か左寄りが目につくような気がします。
twitterで有名な子役なんかがそうですが。

活動家が自身の子供にそういうような教育を行うことは学徒動員と何も変わらないことを行っているということに気がついていないはずはないと思います。
知っていてやるのでしょう。
同じ主張をするにも子供を使った方が人の気を引けると知って。

2013年10月19日土曜日

韓国は中国にもアメリカにも頼れない

韓国が中国につくのか、アメリカにつくのか、だいぶ揺れているようです。

米韓同盟を最大の柱とする韓国の外交政策が揺れている。日本の集団的自衛権行使容認を支持しているなどとして米国への不満が高まっており、日韓関係の悪化が米韓関係にも影を落としている。一方、米国が求めるミサイル防衛(MD)システムへの参加について、中国への配慮などから韓国は拒んできたが、ここにきて政府当局者の発言が二転三転している状態だ。「中国と日本という変数の間でこじれる米韓同盟」(大手紙・朝鮮日報)がどこへ向かうのか、不透明感が増している。

 「政府は米国に対し、日本の集団的自衛権(行使容認)が韓日、韓中間の問題となることをはっきりと伝えなければならない」

 14日、韓国国会での質疑で、集団的自衛権問題について与野党がそろって懸念を示した。韓国では、3日の日米安全保障協議委員会(2プラス2)で米国が全面的に支持したと大きく報道された。

 韓国政府は「日本で議論の最中なので見守っている」というのが公式の立場で、明確な批判は避けている。安全保障関係者の間では、朝鮮半島有事の際、韓国にもプラスとの見方はあるが、日韓間の歴史問題のために警戒感を示す声が表面的には目立ち、米国への失望感も出ている。
韓国:米国への不満高まる…日本の集団的自衛権巡り

韓国ではアメリカからの戦時作戦統制権の返還が2015年に行なわれる予定で、韓国側は延長を求めていますがアメリカは延長を行うつもりはなさそうです。
アメリカが本当に延長しないつもりなのか、瀬戸際外交的なつもりなのかわかりませんが、アメリカは韓国に対し中国との距離をとることを求めているのは間違いないでしょう。
あとはミサイル防衛でもわかるようにお金です。
韓国はアメリカのミサイル防衛網に対してお金を出すと財政的に厳しくなるので、入らないという報道もありますが、これは国内向けの発言なのでしょうか勇み足でしょう。

韓国も韓国で、経済的に中国と近づきたい反面、国防面では中国に頼るというわけには行きません。国防ではアメリカに頼りたいけれど、アメリカはそんな都合のいいやりかたを許しません。
中国につくのか、アメリカにつくのか決めきれないという状況です。
韓国としては憎い日本がアメリカにべったりというのも気に入らないのでしょう。
日本の集団的自衛権行使についてアメリカが支持しているけど、韓国としては支持するわけにはいかない。
かと言って、日本を支持するアメリカを非難することも出来ない。
中国と一緒になって日本を非難することも出来ますが、それはアメリカに喧嘩を売るようなものです。

このままアメリカから離れ、中国に寄り添うという道もありますが、国防面では中国に頼るというのも怖いところがあるでしょう。
在韓米軍が撤退した後に、北朝鮮がやんちゃをしても中国は何もしてくれないでしょう。
在韓米軍が撤退すれば、それはアメリカが韓国を切り捨てたも同然なわけで、アメリカも何もしないでしょう。
その時、アメリカの大統領が共和党なら首を突っ込むかもしれませんが、朝鮮半島に資源があるわけでもないし、市場があるわけでもないし、見返りはそれほど多くないような気がするので、睨みをきかせるくらいでしょう。

アメリカがシリアに直接軍事介入しなかったところを見ると、朝鮮半島有事の際も直接介入はないと思います。
極端に景気がいいとか悪いとか、そんな状況でもなければ。

中国とアメリカの虎の威を借りたい韓国ですが、どちらかにつけばもう一方の虎の尾を踏むことになりかねません。
韓国が卓越した国際政治感覚みたいなのがあれば別ですが、特にそういったものもないでしょう。

自業自得と言えばそれまでですが、属国というのが染みついているのでしょう。
一層のこと韓国には北朝鮮と統一して、中国からもアメリカからも距離をとったらいいと思います。
経済的にも地政学的にもそれほど価値があるとは思えないので、誰からも相手にされずに、案外上手くいくかもしれません。

2013年10月13日日曜日

朝日新聞は何を基に記事を書くのか

朝日新聞の北海道の人がtwitterでつぶやいたことが話題です。

朝日新聞記者 「鳥がぶつかったくらいで飛行機がへこむものなんでしょうか?」 痛いニュース



この記事を書いている時点で、はてブで一番星がついているのがこんなコメントです。
まあ、ツイートを消して逃亡しないだけでも、誠実でよろしい。記事にしたわけでもなく、単なるツイートなんだから、許容範囲。誰だって知らないことはある。
新聞記者だろうが、知らないことは沢山あると思うので、知らないからといって叩くというのは違うと思います。
ただ、知らないこと、今回は疑問に思ったことを調べることも取材することもなく発信するというのは、新聞記者としてどうなんだろうなぁと思います。
新聞社に勤めているからといって記者とは限りませんが、だとしても、記者じゃない社員に情報を発信させるというのもどうかと思います。

で、新聞の記事というのは何をドライビングフォースとして書かれているのか、という疑問が出てきます。
飛行機に鳥がぶつかって欠航することは異常じゃないのか?という疑問を基に取材をすれば記事が書けるでしょう。
しかし、それをしない。
穿った見方をしたら、鳥がぶつかっただけで欠航するLCCに安全性があるのか?みたいな事を言いたいようにも見えます。
もしそうであれば、それは結論ありき、です。
疑問に思うことを調べもせずに記事をしているのかと思われても仕方がない失態だと思います。
日々、何を基に記事を書き、紙面を埋めているのでしょうか。
このアカウントはその後、知りませんでした、勉強になりました、とか書いていますが、新聞社として恥ずかしくないのでしょうか。

2013年10月7日月曜日

9条教を前線に立たせるわけがない

最近、twitter界隈でよく取り上げられる百田尚樹氏のツイートがまた話題です。



9条があるから日本は戦争に巻き込まれないのだ!という9条教の方々は、他国に同じこと言えるの?ということかと思います。
実際に、他国から武力で侵略された時にそんな人を前線に立たせるわけがありません。
何もならないのだから。
9条を唱えることでわかりあえるのなら、9条教の方々は世界各地の紛争地域の最前線に立ばいいわけですが、実際のところそんなことをしていないわけです。
東京大行進もそうですね。ソウル大行進をやったらいいでしょう。韓国に対して歴史を直視しようと行進したらいいのです。
有名人がそんなツイートしましたが、色々な方面から叩かれていました。

私は在特会については感心しませんが、何がヘイトスピーチなのか考えさせられるものがあります。
朝鮮学校の公園不法占拠に端を発する在特会のデモに賠償判決が出されましたが、不法占拠についてはまるで報道されていません。
在特会の悪いところばかりで、あえて良い部分を報道しろとは言いませんが、経緯くらい報道したらいいのにと思います。
そもそも不法占拠が無ければ、行政が対応していれば起きなかったかもしれないのに、行政もメディアも放置し、不法占拠を黙認したことでエスカレートしたと考えることもできるわけで、一方的に批判するのもどうかと思います。
ただ、それでも在特会はちょっと変だと思いますが。

話を9条に戻すと、日本が太平洋戦争後に戦争に巻き込まれていないのは、9条ではなくアメリカと朝鮮半島のおかげでしょう。
朝鮮半島はその国民性もあってか、内輪もめの形で東西の代理戦争を冷戦が終わって30年経とうとする今でもやってくれています。
これは有り難いことだと思います。
さらに最近では韓国がアメリカと距離を置き、中国と近づこうとする姿勢のお陰でアメリカも日本を見捨てることはないでしょう。
外から見ると韓国国民には同情もありますが、自業自得なので永遠に内輪もめをしてもらいたいところです。

戦争放棄という流れでスイスの永世中立国という姿勢が出てくることがありますが、スイスはどの国にも見方しない分、全ての国が敵というのがスイスに対する正しい捉え方です。
スイスという国は戦争を放棄することで世界で起こる紛争に関与しないという無責任な考え方ではありません。

戦争を行なわないにこしたことはありません。
世界中から戦争がなくなれば、もし実現したら想像を超えるでしょう。
しかし、実際にはなくなりません。
国、民族、宗教という大きな視点での対立ではなく、世界的にみて治安がいい日本国内ですら犯罪が起きています。
憎しみやら嫉妬やら、そんな感情的なことで日々犯罪が起きています。
国家間の戦争を個人間の犯罪と捉えた時、9条を拡大解釈したらそういった犯罪を防ぐことができるのでしょうか?
できるわけがありません。