暴動の発端は、住民の8割を移民が占めるヒュースビー地区で前週、なたを手にした地元住民の男性(69)を警察官が射殺したことだとみられている。警察は自宅に逃げ込んだこの男性を「説得しようとした」末に射殺し、正当防衛を主張。地元活動家によるとこれを受けて、これまで警察の残虐な対応にさらされてきた若者たちを中心に怒りが爆発したという。
スウェーデン政府は難民を積極的に受け入れており、さまざまな教育プログラムも提供している。しかし、大多数の移民にとってスウェーデン語の習得や就職は壁となっており、今回の暴動は移民がスウェーデン社会にうまく溶け込めていない事実を改めて浮き彫りにした。同時に、合意形成型民主主義の小国が、移民問題解決に向けて方針を統一できていない現状も明らかになった。
スウェーデン暴動、5夜連続 移民問題浮き彫りに
移民の多くがイスラム系で、イスラム系が悪いというわけではありませんが、スウェーデンに馴染まないままイスラム系コミュニティだけが広がっているようです。
スウェーデン語が出来ない移民同士で集まり、移民が多くなった地区からはスウェーデン人(スウェーデン生まれの人)はどんどん出て行って、それがどんどん進んだ結果、住民のうち移民が8割になったり、スウェーデン語ができなくても学校に進学し、卒業出来るようになり、地域が分断していったようです。
こういった地域では純スウェーデン人が逆に少数派となるため、いじめの対象になる。(実際に、その友達もいじめられたという)。さらにスウェーデン語が第一言語ではない小中学校もあるらしいのだが(スウェーデン国内なのに…)、高校に進学するレベルのスウェーデン語の基準を満たせていない生徒がほとんどというのだ。
そういった状況のなかでスウェーデン人の両親に、移民背景のある生徒が多い学校と、そうではない純スウェーデン人しかいない学校のどちらかにいきたいかを質問すれば、答えは明らか。 当然後者だろう。わざわざ自分の子どもが、いじめられる可能性のある学校に子どもを入学させようなんて思わない。
スウェーデンの移民問題は何が「問題」か
またスウェーデンは貧富の格差も広がっています。
社会として移民を吸収できないというのが現実なのでしょう。
移民だから仕事がない、というわけではなく、現地の言葉も出来なければコミュニケーションをとることもできず、仕事も与えられないでしょう。
仕事がなければ格差が広がるのは当然の事です。
また、安い労働力として移民が使われる場合、スウェーデン人の仕事は減ります。
移民が増え、人工が増えることで購買力が増し、仕事が増えればいいのですが、現状ではそうではなく福祉的な部分ばかりが移民にとられ、移民側からは購買力や、それに伴って新しい仕事が生まれていないのでしょう。
また移民が増えることで、右派勢力が拡大しています。
それだけ移民制作に対する不満が増していることでしょう。
日本でも右派勢力が拡大している!なんて言われますが、それには理由があるはずです。
右派を叩いてもその理由は解決しません。
それどころか、不満は増すでしょう。
落とし所を見つける、それを決定する事が政治です。