2013年12月27日金曜日

安部総理の靖国参拝は正しい

安部総理大臣が靖国神社を参拝しました。
現職の総理大臣が靖国神社を参拝したのは戦後に限ると67回あるそうですが、そのうち何回が韓国の新聞の一面に掲載されたのでしょうか。
私はそれを知りませんが、韓国に詳しい方は是非数えて欲しいと思います。
さて、韓国の反応はともかく、アメリカやロシアまでが非難していると喜んでいる方もいますが、私は靖国神社への参拝はしたければしたらいいと思います。
思想信条があるので無理にでも参拝しろとも、参拝するなとも言えません。
憲法で保証されているのですから、人より権利にうるさい方々が文句を言うのも何か変な気がします。
ただ、日本国の内閣総理大臣となれば、私人としての参拝であっても文句を言う人の気持ちはわからなくもありません。
それは「国益に反している」という言葉を振りかざせば何でも正義に見えてしまうからです。
「国益に反する」と言われ、実際に国益に反しているのかどうか誰がわかるのでしょうか。
恐らく内閣総理大臣にもその影響はわからないと思います。
だからこそ、慎重であるべきだと言うのでしょう。
しかし、わからないから何もするなとなれば、本当に何も出来ません。
何もしないよりも、目的を持って行動する方がマシだということは私達は経験で知っています。
国益だがら何もするな!というのは、私には理解できません。
安部総理大臣がどういった目的があり、意思があり靖国神社を参拝したのかは、これからいくらでも説明するべきでしょう。
説明できるなら参拝は問題ないと思います。

あとは、靖国神社はA級戦犯が祀られているからダメだという話がありますが、A級戦犯も一兵卒も御霊として区別しているわけではないと思うのです、日本人の宗教観というか死生観として。
日本人は無宗教だけど神は信じる、みたいな事を言われます。
キリスト教徒やイスラム教徒など、そういった信仰のようで信仰が無いような日本人は理解し難いようですが、私達は何も不思議に思っていません。
寺も神社も教会も墓も優劣をつけません。
そこに祀らているものを神と呼ぶことに何も抵抗がありませんし、手を合わせます。
大多数の日本人がそうだと思いますが、それは世界的には、キリスト教徒やイスラム教徒には理解してもらえないかもしれません。
私達が手を合わせる事は必ずしも崇拝ではないことは世界に知ってもらう必要はあるでしょう。

しかし、日本人の宗教観、死生観が外国から理解できないからやめろというのは、侵略にほかなりません。
文化や生活様式の侵略に危機感を持つのであれば、それは戦前の欧米列強に対する危機感と同じでしょう。
東南アジアの植民地化や改宗を見て、欧米列強に対して抱いた危機感に近いのではないでしょうか。
外圧により日本固有の文化を否定することは、日本人に危機感を持たせる可能性があります。
固有の文化を否定されることに危機感を持つ日本人を保守とか右翼と呼ぶのであればそれは仕方がないことですし、呼べばいいでしょう。
しかし、世界的に見てもこれだけ独自の文化を持ち続けた国民が、独自の宗教観を否定された事に危機感を持たない事の方が私には不思議に思えます。

2013年12月24日火曜日

南スーダンで韓国軍に弾薬1万発提供について

南スーダンにおけるPKO活動で自衛隊が韓国軍に弾薬を提供したというニュースですが、韓国側は弾薬は不足していないとしています。
これはある意味おかしくないアピールであるようにも思えます。
というのも、弾薬が不足しているのであれば、そこを攻めればいいという話になるでしょう。

関係者によると、韓国側は提供を公表しないように要請してきたというが、官邸主導で提供と官房長官談話による公開を決めた。迅速な対応は、国家安全保障会議(NSC)の存在意義を示す機会にもなった。
緊迫の南スーダン「緊急・人道性」で迅速対応 原則見直す時期

南スーダンでの韓国軍への銃弾提供で韓国軍部隊長から直接、電話で要請があったと現地の陸自隊長。
韓国軍部隊長から電話で要請 47NEWS

小野寺大臣は自衛隊の銃弾1万発を国連を通じて韓国軍に提供したことについて「非常に重要な、緊急的かつ人道的な措置ということで判断した」と述べました。
これに対し、井川隊長は「おととい夜、韓国隊の部隊長から直接電話があった。『韓国隊の宿営地には1万5000人の避難民がいるが、守るのは韓国隊のみで、周りは敵だらけで、弾薬が不足しているので1万発の小銃弾をぜひ貸してほしい』と差し迫った要請だった」と述べました。
そのうえで、井川隊長は、銃弾が届いたあと、韓国側から「協力に感謝する。銃弾は日本隊と韓国隊の強い絆の象徴だ」と謝意を伝える電話があったことも明らかにしました。
派遣隊長 韓国側から謝意伝えられる NHK

今回の弾薬提供について最初に報道された時、弾薬提供は日本にも韓国にも悪くない話だ、とする主張がちょくちょく見られました。
しかし、実際のところはそれほど打算的になれるような状況でなかったのかもしれません。
現場では危機感の迫った状況であれば、弾薬は不足していないという韓国側のアピールも理解できます。
では、南スーダンの状況はどうなのか。

国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は23日、内戦に突入する恐れのある南スーダンで市民の安全を守るため、同国で国連の平和維持活動(PKO)に従事する要員5500人を追加派遣するよう国連安全保障理事会に要請した。
国連事務総長、南スーダンへのPKO要員5500人増派を安保理に要請 ロイター
事なかれ主義というか、何もしないというか、あの事務総長が要請することを考えると、かなり深刻な自体なのかもしれません。
南スーダンはスーダンから独立してまだ2年ということもあり、政情不安というか民族紛争になりそうな気配だとか。

対立を続けるマシャール前副大統領がヌエル民族であり、キール大統領を含めた大量民族のディンカ人がこれらを殺害しているという報道もある
韓国軍に銃弾を提供、南スーダンで何が起きている?

この民族紛争というのが日本にいると理解できませんが、1万発もの大量の弾薬を提供するくらいですから、反乱軍側にも大量の武器があるのでしょう。
この辺はどういう事情なのか、少し調べたいと思います。
それよりも、南スーダンについてもっと報道して欲しいのですが、マスメディアにはそんな気はないような感じです。

さて、弾薬1万発の提供に戻ると、武器輸出三原則に反するという話があります。
確かに反するような気もしますが、現実としては北朝鮮が打ち上げたロケットに日本の部品が使われていたなんて状況なわけで、完成した武器じゃないけれど、武器になる部品は北朝鮮ですら手に入る状況を考えると、形骸化しているような気がしないでもありません。
とは言え、ちゃんと考えなくてはいけない問題ではあるかと思います。

「そもそもPKO参加国は自前で必要な装備を携行するのが原則で、こんな要請は想定していなかった」
 防衛省幹部が話すように、政府にとって今回の要請は想定外だった。PKO協力法が審議された平成3年の国会答弁などでも「弾薬提供は想定しておらず、要請されても提供しない」との見解を示してきた。
 武器輸出を事実上禁じた武器輸出三原則などに抵触するとの判断や、自衛隊の海外活動への抵抗感が、いま以上に強かったことも背景にあったとみられる。
緊迫の南スーダン「緊急・人道性」で迅速対応 原則見直す時期

政府は、今回の措置はあくまでも緊急事態に対応するため、いわゆる武器輸出三原則の例外として実施したことを説明し、国民に理解を求めることにしています。
銃弾提供で政府 「例外」に理解求める NHK