2013年8月21日水曜日

みんなの党と野党再編

みんなの党の渡辺代表がまた何か言っています。

みんなの党の渡辺喜美代表は二十日の党役員会で、野党再編による新党結成を否定し、複数の野党で統一首相候補などを掲げて衆院選での政権交代を目指す方針を表明した。「欧州を見ても二大政党制は主流ではなく、多党制こそが一般的だ。新党をつくる再編という考えを捨て、政党ブロック(政党連合)による再編を考える時期に来ている」と述べた。
みんな・渡辺代表 野党再編を否定 複数政党連立目指す

渡辺氏は、二〇〇六年にスウェーデンで中道右派の四党連合が政権交代を果たしたことを例示し「選挙前に共通の首相候補や政策を示すモデルは大いに参考にしなければならない」と主張。一九九四年に複数の政党が合流して結成された新進党がわずか三年で解党に至った経緯に触れて「新党をつくると党首や幹事長などのポストをめぐる権力闘争が激化し、党内融和どころではなくなるのが現実だ」と指摘した。
みんな・渡辺代表 野党再編を否定 複数政党連立目指す

これらは「みんなの党」の江田氏や民主党の前原氏などが連携、合流を模索していると伝えられていますが、これを牽制した形です。

党内には江田憲司前幹事長など新党結成による野党再編に意欲的な議員も多く、代表発言で路線対立が拡大する可能性がある。

浅尾慶一郎幹事長は役員会後の記者会見で、「新党結成を明確な目標にして行動することになれば党方針に反する」と述べ、江田氏らの動きをけん制した。
みんな代表、新党による政界再編「考え捨てる」

小選挙区制である以上、小さい政党がいくつか合流して政権を目指すというのは合理的ではない気がします。
当然、候補者をかぶらせないように選挙協力をするのでしょうが、それでも自民党に対抗できるのかというと疑問です。
維新の会のように特定の地域では強い、という政党が集まれば、渡辺氏のような考えもありでしょうが、力のある地域政党となると、他にありません。

橋下大阪市長は参議院議員と首長の兼任ができるような法改正を主張していましたが、実現した場合は地方政党が増え、名物知事への支持を元に力を持ち、その結果、国政への影響力を増すかもしれません。

しかし、今の野党ではそれが難しい気がします。

民主党の衰退は地方組織の力が無かったからだと私は考えているのですが、地方でしっかりと支持される政党になることが大切だと思います。

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