去年12月の衆議院選挙で、選挙区ごとの1票の価値に最大で2.43倍の格差があったことについて、広島高等裁判所は、一部の選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡しました。
国政選挙を無効とする判決が言い渡されたのは戦後初めてです。
去年12月の衆議院選挙は、選挙区ごとの1票の格差が最大で2.43倍と、前回、4年前よりもさらに広がり、弁護士などの2つのグループが「国民の意思を反映した正当な選挙と言えない」などと主張して、全国で選挙の無効を求める裁判を起こしています。
このうち広島1区と2区を対象にした裁判の判決が、広島高等裁判所で言い渡され、筏津順子裁判長は、2つの選挙区の選挙を無効とする判決を言い渡しました。
そのうえで、この判決の効力は、ことしの11月26日の経過をもって発生するという条件をつけました。
広島高裁が衆院選「無効」判決 戦後初
高裁は選挙時の区割り規定そのものを違憲と判断したが、無効訴訟は選挙区ごとに起こす形式となっており、対象となった広島1、2区のみを無効とした。最も人口の少ない高知3区の有権者の1票に対し、広島1区の有権者は0・65票、2区は0・52票で、格差はそれぞれ1・54倍と1・92倍だった。
昨年の衆院選は無効 一票の格差訴訟で初判断 広島高裁
最高裁に上告し、その判決により広島1区と2区の無効かどうか決定されるかと思いますが、広島1区、2区だけを無効にして何がどうなるというわけでもなく、格差は埋まらないわけで。
一票の格差もそれほど高くない選挙区でもあり、1.54倍をなんとかするというのは、非常に難しいのではないでしょうか。
2倍以上が違憲状態の目安のようなので、かなり厳しい判決ではあると思います。
憲法改正に向けて選挙権の18歳引き下げが必要になるので(憲法の国民投票は18歳以上に選挙権があり、国政選挙において20歳以上に選挙権がある現状は法の不作為とされています)、地方と都市部の一票の格差はさらに広がると思われます。
選挙権を引き下げて、かつ一票の格差の是正を行うというのは、最高裁の判決次第になると思いますが、困難でしょう。
この2倍に満たない格差をやり直しということで全国に適用した場合、地方には国会議員は一人いればいい、と言っているような気もしないでもないです。
維新の会が主張するような、お金の使い道を地方に任せていく形がいいのでしょうか。
各政党がどんな反応を示すのか興味はありますが、やり過ぎな判決であると思います。
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